日光滝尾神社参道 |
前回の写真も、小川一真が撮ったものであるし、今回のものもそうだ。
小川一真関係年表によれば、明治十九年(1886)に「東照宮の内部撮影を委嘱され~・・・」とある。このとき、小川は26歳・・・その時、何日間かは日光に逗留しただろうから、東照宮の撮影の合間をぬって、これらの撮影が行なわれたのだと思う。
そして、今回初めて知ったのだが、夏目漱石の有名な写真も小川一真によって撮影されている。
ポーズは違うが同じ服装の夏目漱石の写真が数枚あるから、これらも小川一真撮影である可能性が高い。
その小川一真の撮った滝尾神社参道は、124年の時を経て(明治十九年撮影ならば)変わらずに鬱蒼とした杉の木の中を続いていく。