松原神社 |
先日まで、芭蕉の「奥の細道」の足跡を追って、栃木県内を車で廻ってみたが、世の中には凄い人がいるもので、遙々北海道から飛行機で上京し、徒歩で、しかも深川から芭蕉たちと同じルートを辿った方がいる。1ヶ月、東京から鳴子温泉までである。
で、そのサイトの「日光編」で、日光から船生に向かう途中「松原神社」と言う場所で昼食をお取りになるのだが、この「松原神社」が判らなかった。家人に聞いても、知らないと言う。
そこで、文章をよく読むと、「日光ゴルフ場の東隣にある東照宮晃陽苑前の松原神社で昼食休憩」とある。
早速出かけてみました・・・幻の(?)松原神社を探しに。
旧日光から今市方面に国道247線を走り、右折して東照宮晃陽苑の敷地に入ると、それらしき場所が・・・・。ただ、その場所わずかに左ドッグレッグしていて、判りづらい。
※カーソルを置いて、クリックすると画像が拡大します。
何度か、この場所が「東照宮研修会館」と呼ばれている頃に、訪れてはいるのだが、この「松原神社」には気付かなかった。
車を降りて、参道に入り、近づいていくと、とてもいい雰囲気なのである。御手水舎もあり、静謐で、厳かで、清らかなのである。
この神社は、昭和50年に、伊勢神宮第60回式年遷宮後の古材を使い建立されたもので、御祭神は天照大神と東照宮大神とある。
ここは、旧日光市の人でも、知らない人が多い(と、思う)。しかも、ネットでの情報も前出の「おぐらあん」サンだけである(と思う)。
小さくて歴史的には新しい神社なのだが、風格という点においてこれほど素晴らしい神社は珍しい。
日光に来られる方(車でないとチョット厳しいですが)、お近くにお住まいの方、是非一度、この場所を覗いてみてください。厳粛さに心打たれますよ。
この場所を教えてくれた「おぐらあん 徒歩日記」の管理人の方には、あらためて感謝します。そして、鳴子温泉から以後の「奥の細道」徒歩旅行のリポートを楽しみにしております。