音象(いんしょう)木村俊介at幾何楽堂 |
笛が「ヒソッ」と鳴った瞬間に幾何楽堂に集まった約50人の観客は「木村俊介ワールド」に引き込まれていた。
最初は木村俊介さんの笛のソロで始まり、池上眞吾(筝)、西田ひろみ(ヴァイオリン)、池田安友子(パーカッション)が登場し、ますます会場は盛り上がりを見せる。
「埋み火」「あわひ」「海へ」などが一部・二部に分けて構成されたLIVEの中で演奏される。
午後3時から開演のこのLIVEは、木村さんの曲間のコメントに「次第に夕暮れが迫ってバックの風景が変わってきてます」という通りに、幾何楽堂ならではのオープンエアに近い雰囲気とあいまって陶酔の空間が現出される。
たゆたう笛の音、叩きつけるような津軽三味線、それに筝、バイオリン、パーカッションが絡み付いて幾何楽堂は悦楽ともいえる瞬間を迎えていた。
しかし、「幾何楽堂」やるもんだ!私の中では、このログハウス、すでに人格をもっている。
付記:このLIVEのあとの打ち上げがまた楽しかった。木村俊介さん、パーカッションの池田安友子さんも参加してくれて、テラスで炭火で焼かれた北海道直送の「銀ダラの西京漬け」やら烏賊を肴に呑んだ「残波(ざんぱ)」(沖縄泡盛)の美味しかったこと・・・!。これらはすべて襤褸展主宰者の杉浦和子さん提供によるもの。
それから打ち上げの大盛り上がりは、LIVEの時は観客だったピアニストのhajimeさんが皆に促されて、ピアノを弾いてくれたこと。楽しかった~~~。
ちなみに「襤褸(らんる)の収集と作品展」は今日(7日)までです。是非お出かけ下さい。