虚空蔵尊縁日 |
虚空蔵尊というと丑・寅年生まれの守り本尊でもある。
ここ(稲荷町)の虚空蔵尊は、神橋の南岸にある「星の宮(磐裂の神)」を勧請したもので、仏説による虚空蔵尊として祀られている。
そして意外なことに、ここを崇敬し管理する町に稲荷町が含まれてないのだ。
これは、稲荷町というのはもともと現在の場所にあったのではなく、日光山の北側の稲荷川沿いにあったのだが、寛文二年(1662)の大洪水によって町全体が押し流され死者300人以上を出す大惨事があり、その後、今の場所に稲荷町が移ってきたからで、現在でもそれ以前からあった町々の管理になっているということなのだ。
毎年、この日に縁日が行われるのだが、この縁日の日にここを訪れるのが私にとっては初めて・・・でも露店も数軒出ていてなかなか賑やかな縁日らしい。
なぜ、この日に行われるのか?・・というのも知らないのだが、虚空蔵菩薩様というのは知恵を授けるという仏様、「十三参り」とも言って13歳の年の子供がお参りすると知恵深い人になれるそうだ。
そういえば、私は13歳のときに虚空蔵様にお参りした記憶がない。・・・道理で・・・