薬師堂 |
昭和36年、この年は、北帰行(小林旭)、銀座の恋の物語(石原裕次郎・牧村旬子)、スーダラ節(植木等)、王将(村田英雄)そして、上を向いて歩こう(坂本九)などのレコードが発売され、ヒットした年でもある。
1961年(昭和36年)、三月十五日夜、日光東照宮境内にある薬師堂は紅蓮の炎に包まれた。栃木県下の全消防署の応援を得るも、焼失。ただ、類焼だけは免れた。
鳴き龍の絵は、もともと狩野永信が描いたものだったが、この火事で焼失。堅山南風画伯によって1966年(昭和41年)復元される。そして、1968年(昭和43年)、薬師堂の再建工事も竣工する。
それから約40年の時を経て、薬師堂の改修工事が始まった。工期は1年の予定だという。
素人目で見ても、傷んでいる箇所が目立った。再建工事の時に、焼失を免れた古材を使った結果だろうか?
現在、擬宝珠(ぎぼし)なども取り外され、本格的な改修が始まろうとしている。