2017年 05月 12日
山古志村 |
この時期、新潟方面に行くのがフェイバリットなものになっている。
というのは、国道252号線の田子倉ダム以遠は5月とは思えぬほどの雪景色でスノーシェッドから雪解けの水が滝のように流れ落ちる様を見ながらのドライブはなかなか豪快な気分にさせてくれるのだ。
画像をクリックすると拡大します。田子倉ダムから。5月7日撮影
ところが、車が只見の街を通り過ぎて田子倉ダムに向かう途中で「全面通行止め」の看板が目に飛び込んできた。
除雪が進まぬのか、例年なら開通しているはずの「六十里越」が新潟に進めぬという。
※国道252号線は5月10日全線開通しました。
仕方なく田子倉ダムまでは行ってみることにする。
田子倉ダムから下流部
行き先は山古志に決めていたから、大きく迂回して行くしかない。
国道252号線を逆行してみる。
只見から金山町に差し掛かると、大塩というところに「天然炭酸水」という案内板が目に飛び込んでくる。
寄らねばなるまい。
大塩天然炭酸水の由来
古くから大塩の地獄沢に湧出するガス泉が、薬泉であると評判になっていました。明治十年、この天然炭酸水を白磁のビンに詰め、旧会津藩士が「太陽水」と命名し、会津はもとより近県の薬店に卸し、慢性胃腸病、糖尿病、便秘の妙薬として販売していました。
明治三十六年、日本の飲料の父といわれる倉島謙氏が岩代天然炭酸鉱泉株式会社を設立し、この所に工場を設立しました。しかもヨーロッパ最大の天然炭酸鉱泉格式会社亜ポリネス社と提携を行い、ドイツ人技師二人を招き、瓶詰めにして出荷しました。商品名を「芸者印タンサンミネラルウオーター」としてドイツに輸出したといわれています。国内では「万歳炭酸水」の商標で銀座に直営店を設け販売しました。当時、交通が不便で輸送に経費がかかり過ぎ休業に至っています。その後、何回か生産が計画されましたが実現されませんでした。
そして平成十六年、この地の隣接地に製水工場が建設され、現在ボトリングをして販売されています。
【案内板より】
滾滾と湧き出ているが、泡が見えるわけではない。
ところが、鎖付きの薬缶でこの水を汲み上げ、器に入れて飲んでみると見事な炭酸水なのである。
六十里越は通れなかったが、こんな体験は楽しい。
只見川沿いの252号線から阿賀野川沿いの国道49号線を走り、ようやく山古志村にたどり着く。
早朝の出発だったので朝食は食べてない。とりあえず腹ごしらえ。
実は前日まで4日連続で新潟のお客さんをあの大混雑の東照宮を案内した。
その時に仕入れた情報・・「山古志にはカァちゃんの店がある」というもの。
山古志に着いて飛び込んだ総合案内所で「カァちゃんの店、判ります?」と尋ねると、即座に山古志村の地図に赤ペンで印をつけてくれた。
数年前に栃尾で食べた「オニギリ」の味が忘れられず、新潟に来たらコシヒカリのオニギリと決めている。
この「オニギリ」にかき揚げ蕎麦が朝食兼昼食だったけど、大変美味しゅうございました。
「カァちゃんの店」は「多菜田」という店で、迂闊にも「この店の名なんて読むの?」と聞いてしまった。
棚田を見に来ているのにもかかわらずにである。
もちろん「タナダ」と読む。
チョット恥ずかしかった。
急斜面の上の農道を棚田の風景を見ながら走っていくが、狭いので対向車が来ないことを祈りつつである。
棚田を見て小千谷方面に降りていくと、去年と同じ道を走っていたらしく見覚えがある場所にでた。
去年の画像
この場所に、今年はは「角突き」の牛はいなかったが、最寄りの場所に「小千谷闘牛場」を発見。
「牛の角突き」を一度見てみたいものだ。、。
帰り道に苦慮するかと思ったが、R17を走り小出ICから関越に乗り沼田で降りて案外簡単に日光着。この日の走行距離日光まで約600km。チョット疲れた、
ふぅ~~(溜息)
by nikko0427
| 2017-05-12 13:47
| NIPPONを漂ふ(2)