Nipponを漂ふ 総集編 四国2 |
3月24日
宿毛市を出発し、今日、目指すのは四万十川。
途中にある第三十九番・延光寺にお参りし、四万十市に入る。
ところで、お遍路サンがお寺に納める「納札(おさめふだ)」って知ってますか?私は、この四国に渡り、初めて知った。
前回書いたが、この「納札」に母の俗名、戒名、没年の数え年、そして、「為 追善菩提」と書き添えて、本堂と大師堂に供えるのだ。供えるというよりは「収納ボックス」のようなものの中に投げ入れる。
自分の分もあるから、ひとつのお寺で4枚の納札が必要になる。
時間的な余裕があり、体力に自信がある方は、修行などと気負わずに、体験として八十八の札所を歩き通すのも良い。・・・・私もいつかは「歩き遍路」しかも「通し打ち」に挑戦と考えている。
さて、四万十川である。
「最後の清流」という言われ方もする。これは途中の流域に、ダムが一つも無いことからそう言われるらしいのだが、実際には、ダムは存在する。
中流の窪川というところにある佐賀取水堰(家地川ダム)である。 ただ、法的には15mに満たない高さのものはダムとは呼ばず、この家地川ダムは8mだから、あくまでダムではなく「堰堤」であるというのが、行政側の言い分である。よそ者が「ド~ノ、コ~ノ」言う問題じゃないのだけれど、この河といい長良川といい
四万十川の右岸側を、バイクで上流に向かって上がっていくと、とうとう現れました。
四万十川といえば、沈下橋である。大水が出ても、水面下に沈み、欄干などがないことから、流木などがひっかからず、橋の耐久性を維持するものだ。
上の画像の佐田(今成)沈下橋は四万十川では最長(291.6m)のもので、菜の花が春の四万十川を絶妙に演出している。
第三十七番 岩本寺
ここから日光の家族に「文旦(ブンタン)」を送った。美味しかったそうで、日光に帰ったときには、1個も残っていなかった。
※文旦を日光に送ったときには、店の名前など気にも留めなかったのだが、「文旦 岩本寺」で検索したらヒットしました。この店がHPを作っているとは思いもしませんでしたが・・。