Nipponを漂ふ 総集編 九州1 |
3月15日に日光を出発し、その日の午後7時ごろには福岡に着きました。久しぶりにというか、数十年ぶりに新幹線に乗りましたが、同じ日のうちに九州に着けるのですから、便利になったものです。
その日は博多駅前のホテルに泊まり、16日、いよいよオークションで落札したバイクを受け取りました。九州の方からの落札は、最初から目論んだもので、九州からバイクで旅をしながら、日光に戻るという計画だったのです。
バイクはオフロードのバイクで排気量は250ccです。
そして、無計画な旅をしようと考えていたのですが、ひとつだけこの場所だけは行ってみたいと思っていたところがあります。
それが、福岡県糸島郡の可也山(かやさん)という山のある志摩町というところだったのです。
可也山というのは、標高365mという然程高い山ではありませんが、日光東照宮第一の鳥居、黒田長政公奉納の高さ約9mの石鳥居は、この可也山の石を切り出して玄界灘から漕ぎ出し、江戸まで海を渡らせ、川を遡って遥々と運ばれたものなのです。
江戸川~利根川~渡良瀬川から思川の乙女河岸で陸揚げされ、ここからは陸路を日光まで運ばれました。
残念ながら、この「乙女河岸」の跡は判然としないのです。いや、場所は特定出来るのですが、それを示すもの、例えば看板などは一切ありません。
先日、この乙女河岸を訪れた時は、近所の親切な方が教えてくれて、その乙女河岸跡を写真に収めることが出来ました。
この可也山をカメラに収めて、福岡県の2泊目を迎えることになりますが、以下は明日。