ざぶん展 |
昨日(14日)、栃木県総合文化センター 第2・第3ギャラリーで開催されている「ざぶん展」に行ってきた。予想通りアーティストと子どもたちの作品のコラボレイトがとても素敵だった。
この会場で待ち合わせたYさんと「大人の『ざぶん賞』があったら、是非応募して、出来たら入賞してアーティストの方達に作品を飾ってもらいたいねェ」と半ば真剣に話し合った。
ところで、1月14日付「東京新聞」にこのざぶん展に深い関わりのある文星芸術大学教授・林香君さんの文章「栃木を語る・ざぶん賞の意義」が掲載された。
一部を抜粋させていただく。
命の大切さや地球環境をかんがえることのできる人材が多角的に育っていくことが、この賞の根幹。作文の公募は先生の努力にかかっている。各小中学校をまわってみると、先生方がそれぞれの地域に根ざした模索と実践をされている様子を垣間見ることができる。
中でも日光市立東中学校校長の佐藤一成先生には、川俣・湯西川の水源地を守る子どもたちへの教育の情熱に圧倒され、飼育中の蛍を見せてもらいながら、川上と川下の水環境運命共同体としての交流の歴史も教わった。先生から紹介していただいた湯西川小中学校は雪深い山中にあり、二時間かけてやっとたどり着いた。ダム建設のために新築された真新しい木の香りのする校舎で、水源地のダムとともに生きていく地域の子どもたちと、先生方や住民との温かい人間関係がうれしかった。
「ざぶん賞」の作文応募を頼みにきた私まで、そばのごちそうにあずかった。
そのときの川上と川下の交流話がきっかけになり、お隣の茨城県にも声を掛け、笠間、水戸が初参加となった。多くの先生方の協力が、まさに水がしみ渡っていくように、子どもたちを導き出しているようだった。
この文章の中で・・・
九州から北海道まで五千五百九十五人が応募。栃木県は二年目で、昨年度は二校で百二十人、本年度は二十四校から二百四十人の参加があり、着実に数字を伸ばしている。
とある。
この「ざぶん展」は明日16日まで。
第2ギャラリーは入賞作品の展示、第3ギャラリーは各アーティストの作品が展示されている(この試みは初めてだそうです)。
一般の方も充分楽しめるイベントですので、是非、お出かけ下さい。