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日光霧降の山深い一角に佇む「Bar Juke」。
その店内に安置された薪ストーブの火入れ式が日光薪神社の宮司の祝詞(のりと)とともに執行された。
とはいえ薪神社の宮司の祝詞は他者には聞こえない。わずかに「ハイネッケン!」とか「ギネス!」という御神酒を請う声が店内に響くだけである。
店内にはこの火入れ式への賛美歌であるジャニス・ジョプリンやらジミ・ヘンドリックスの歌声が響き渡りよほどの大声でないと御神酒の要請も店主であるjuke氏に届かないのだ。
今回の火入れ式への参列者がほぼ出揃い、厳かに火入れ式が始まる。
これは今回参列出来なかった我が焚火教教祖のyossy氏へのギョーム連絡なのだが・・・薪ストーブ道もなかなか深いものがある。ただ火を点けて燃やせば良いだけではないらしい。まず、ストーブ内に上昇気流を作り出し(そうでないと家の中に煙が漏れてしまう)その上昇気流を確認してからやっと炎を楽しむための薪の追加が可能になる。さらには室内と室外の温度差があるほどこの上昇気流が作りやすいらしい。
この日は全国で真夏日を記録するほどの暑い日だったが、標高800m超のこのBarは夕闇迫れば冷え込んできて、ストーブを燃やしてもそれほどの違和感はない。
滞りなく火入れ式は執行され、私は博多焼酎「宝壷」の酔いと店内に流れる音楽と薪の爆ぜる音の間を浮遊したのだった。
もう一度、ストーブと炎に拍手(かしわで)を・・・・。
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