2004年 11月 12日
小説「徳川家康」記念碑 |
※カーソルを置いて、クリックすると画像が拡大します。
山岡荘八著の「徳川家康」は昭和25年から18年の歳月を経て完結。世界一の長編小説となった。
もちろん、大ベストセラーにもなり、経営者、政治家の必読の書とも言われた。また、それまでは「タヌキ親爺」的な存在として、どちらかといえば不人気だった家康公のイメージを払拭したのもこの小説だった。
その功績を称えるべく、愛読者有志の発意と関係者の協力によって昭和44年に完成したのが、小説「徳川家康」記念碑である。
この小説は国民文学の大作であり、現在も読まれ続けているに違いないのだが、記念碑自体は東照宮宝物館の裏手、浩養園の片隅にひっそりと佇んでいる。
角柱には「人はみな 生命の大樹の 枝葉なり 山岡荘八」と刻字され、その上には家康公が関が原の際使用したと言われる「南蛮胴具足」の兜がデザインされている。台座の中には「徳川家康」全26巻が納められているという。
by nikko0427
| 2004-11-12 04:54
| 日光あれこれ