2004年 10月 10日
酒 |
「お神酒あがらぬ神はない」といわれるように、神様とお酒は昔から深い繋がりがあった。これは、日本に限らず、ギリシャ神話では、日本酒がブドウ酒に代わるのだが・・。
酒を神前に供え、ハレの日(祭りの日)に神様と一緒の酒を飲むことは今でも行われていることだし、神饌(神様へのお供え物)として酒は欠かすことが出来ないものであった。
日光二荒山神社では、毎年4月には「酒泉講 報醸祭」が行われ、10月には「酒泉講 祈醸祭」が行われる。つまり、酒を仕込む前の「お願い」と出来上がった後の「感謝」というわけだ。(10月が「お願い」、4月が「感謝」)
東照宮では年2回、お酒の奉納がある。その化粧樽が東回廊の一角に並んでいる。
中身は?と聞かれることが多いが、もちろん空である。
奉納は一升瓶で来るらしい。
by nikko0427
| 2004-10-10 06:59
| 日光の薀蓄